業界トップ企業の膨大・貴重かつマニアックなデータが、
データサイエンティストの知的好奇心を刺激する
役員・部長が有するAIや機械学習に関する豊富な知見に驚かされた。
新卒で入社したユーザー系SIerで数値計算アルゴリズムの開発を担当したことをきっかけに、SEからデータサイエンティストへとキャリアをピボットしました。その後に転職した電機メーカーでは、マイコンなどの組込みデバイスでAIや機械学習を機能させるための研究開発に携わっていましたが、全社的な事業ポートフォリオ再編の中、所属部門の事業や私の担当プロジェクトも縮小を余儀なくされました。その際、同じ会社でゼロからスタートするのであれば、改めて広い視野で仕事を探してみようと思い、転職を考えるようになったのです。
転職先についてはNRIとITメガベンチャーと2社で悩みましたが、最終的には幅広い業種・業界のお客さまのデータサイエンス系案件にチャレンジできる環境に魅力を感じ、NRIを選びました。また、NRIの面接で出会った役員・部長は、AIのアルゴリズムや機械学習のロジックに関する豊富な知見と高い見識を持っていたため、面接中にデータサイエンス領域で注目されている最新論文について意見を交わすこともできました。それまでNRIには「コンサルの会社」という印象を持っていたので、役員・部長までエンジニアリングやデータサイエンスに詳しいことには大変驚かされました。
各業界を牽引するリーディングカンパニーのAIシステム開発を担当。
入社後はAI技術(言語モデル)を活用した検索システムのIP企画およびR&Dの立ち上げ、クラウドによる開発基盤の整備やアプリ基盤領域の設計開発などを担当しました。2021年からはNRIデジタルにフィールドを移し、建設機器メーカー向けのGPSデータ分析プロジェクトやAIを活用したOCR IP(DiPcoreシリーズ)のR&D・開発プロジェクトなどを経験しました。現在は大手流通グループ向け需要予測システムのエンハンスプロジェクトに、データ分析チームのリーダーとしてジョインし、AIの予測スピードやモデル精度の改善に取り組んでいる最中です。
入社時に期待していた通り、各業界を牽引するさまざまなリーディングカンパニーのAIシステム開発を経験できる環境に満足しています。当然、社会的にもインパクトの大きな案件ばかりなのでプレッシャーを感じることもありますが、その分だけ大きなやりがいを得られ、データサイエンティストとしての成長も実感できます。一般に公開されているオープンデータなどでは考えられないほどの膨大なデータを扱うことができますし、大企業しか持ち得ない貴重かつマニアックなデータに触れるチャンスもあるなど、技術者としての知的好奇心を刺激されることも多いです。
データのエキスパートが集う部活動を通してスキル向上とプレゼンス向上を実現。
私が所属するNRIデジタル データサイエンスファンクションには、有志で集まった仲間たちと共に、社外のデータ分析コンペに参加することでスキル向上を図る部活動があります。現在、私はこの部活動の部長を務めていますが、さまざまな活動を通じて若手社員のスキル向上やコンペ入賞による社外へのプレゼンス向上に貢献できていると自負しています。私自身も活動を通してゲーム感覚で分析を楽しんでいますし、プロジェクトの垣根を越えて集まった各領域のエキスパートたちと一緒にスキルを高め合えることに喜びを感じています。
NRIデジタルは、NRI本体以上にキャリア入社者が多い環境であり、メーカー出身者やコンサル出身者、ITスタートアップ出身者など、国籍や性別も含めて多種多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集まっています。また、データサイエンス領域の業務に関しても、ビジネス課題をデータ分析に落とし込んでいく上流工程的な業務から、機械学習ソフトウェアの開発・運用といったエンジニアリング的な業務まで、幅広い経験を積めるフィールドが醸成されています。社員各自の裁量も大きく、アサインされるプロジェクトや働き方、働く場所などに関しても意見や希望が通りやすいため、データサイエンティストとしての経験を存分に活かしたい方にとって、非常に魅力的な環境が整っていると思います。
※内容はインタビュー当時のものです。