上流工程、グローバル案件に挑戦する自信も得られた
『NRI未来創発フォーラム』に参加し、トップの女性活躍に関する考え方に共感。
私は関西の大学を卒業後、東京のIT企業に就職し、金融系システムの開発SEとしてキャリアをスタートしました。その会社で3年ほど働き、開発やコーディングの基礎を身に付けることができた時点で、今まで以上に顧客折衝や上流工程の経験を積みたいと考え、転職を意識するようになりました。同時に学生時代を過ごした馴染みのある関西に戻って働きたいという思いも強かったため、関西圏で上流工程にチャレンジできる会社を検討しました。
NRIを選んだ理由は、上流から下流までトータルに開発を手掛けている会社であったことが大きいです。ITコンサル系の会社でも上流工程は担当できますが、東京の会社で得た開発の経験を活かしながらキャリアアップするには、上流・下流を問わず、あらゆる工程にアプローチできるNRIの方がマッチするだろうと考えました。また、さまざまな教育・研修制度が充実しているなど、学びの環境が整っていたこともNRIに魅力を感じたポイントでした。
さらには入社前に参加した『NRI未来創発フォーラム』でお聴きした此本さん(NRI代表取締役会長 兼 社長)の言葉も決め手の一つになりました。そのフォーラムで此本さんは「女性はロジックだけではなく、チームの調和をとりながらプロジェクトを推進していける特性があります。それはプロジェクト運営にとって非常に重要なポイントになるのです」と言われていました。トップの方がこのような考え方を持っているNRIであれば、私自身も女性ならではの強みを活かして成長し、活躍できるかもしれないと考えたのです。
オンライン英会話でトレーニングを積み、海外エンジニアとのコミュニケーションに挑戦。
NRI入社後は、関西に住みながらリモートで中部支社管轄のプロジェクトに参加しています。入社から1年半ほどは、製造業のお客さま向けのソフトウェア開発プラットフォームの新規導入に際して、要件定義〜設計フェーズを担当しましたが、前職ではお客さまと直接やり取りをするような経験がほとんどなかったため、最初のうちは私がお客さまに説明している内容に自信が持てないこともありました。それでも会議に同席してくれた上司の方々が、その都度丁寧にアドバイスしてくれたこともあり、プロジェクトが進むに連れて私自身のコミュニケーションスキルが高まっていく実感が得られました。
また、お客さまがグローバルに事業を展開していたこともあり、私たちが設計したシステムの思想や仕様を、お客さまの海外エンジニアに対して英語で説明しなければならないシーンもありました。私は仕事で英語を使ったことがなかったため、会社が用意してくれたオンライン英会話プログラムを受講し、事前にトレーニングを重ねました。実際に私の言いたいことが伝わるか否かを講師に確認しながら実務に取り組むことで、より実践的な英語力を身に付けることができたと感じています。このような経験を積ませていただいたことで、今後もグローバルな案件に対して積極的にチャレンジしていける自信も付きました。
このように若いうちから難度の高い仕事を任せてもらえるNRIですが、上司との定期的な1on1、豊富なスキルトレーニングなど、若手の成長を支えてくれる手厚いサポート体制や教育制度も充実しています。そのためスキルや経験に多少の不安があったとしても、それを乗り越えて成長しようとする意思さえあれば、さまざまなことにチャレンジできる環境が整っていると思います。
女性ならではの調和力・共感力を活かしたマネジメントができる人材に成長したい。
今年で入社3年目になりますが、NRIはお客さまの業務を理解し、真摯に考える会社であると感じています。私たちのプロジェクトでもお客さま企業のプレスリリースを定期的に確認しているほか、業務のイメージを得るためにお客さまの業務や現場を見学させていただくケースも少なくありません。お客さまから依頼されたシステムを依頼されたまま開発するのではなく、「お客さまの業務として本当に重要な機能は何か」「お客さまの課題を解決するために必要はシステムとは何か」ということを考えながら企画・設計・開発することが重要であると教えていただき、現在では私自身もそのようなことを意識しながら仕事に取り組むようになりました。
今後は資格取得なども含めて技術面を磨いていくとともに、此本さんが『NRI未来創発フォーラム』でお話しされていたような、女性ならではの調和力や共感力を活かしたマネジメントができる人材に成長していくことが目標です。
NRIには結婚・出産といったライフステージの変化に合わせて柔軟に活躍している女性社員が多く在籍しています。また、リモートワークや時短勤務、育休・産休などの制度も充実しており、男女を問わず多くの社員が制度を活用して自分らしい働き方を実現しています。私自身も先輩社員をロールモデルとしながら、ライフイベントの有無に関わらず、プロジェクトをまとめるリーダーやマネージャーとしてキャリアアップしていきたいと考えています。
※内容はインタビュー当時のものです。